直虎8話

直虎さん、欠かさず見ております。

これは。

これは、正しく少女漫画だ!!!(笑)

今まで「少女漫画大河」と揶揄されてきた大河と違って、自分の好みのタイプの少女漫画です。漫画好きの内々での会話の中で唐突に古い少女漫画(生まれる前の作品含む)の話になることがあるんですが、昔の少女漫画って結構ハードな設定とドラマティックな展開があって、「すげえー!」「パネエーーー!!」と語彙力の皆無がばれる盛り上がりを繰り広げることになります。
いや、今でもあるのかもしれないけど、あんまり読んでないんで…。

それはともかく。

8話まで来て少し安心したことがいくつかありました。
次郎法師の小説「女子にこそあれ次郎法師」を読んだ時、もう終始、胸が痛くなる展開で、こういう状態で1年は途中で息切れしそうだなあと思っていましたが、序盤ということもあって、まだまだ呑気な空気(そりゃ戦が無い時期だし)で、「新選組!」で言えば多摩時代に当たる辺りでしょうか。人間関係を8話で紹介し終えた感じで、次回が桶狭間ということで一気に時代が動くことになるのでしょうか。ムラムラワクワクします。
次郎周辺はまだまだほのぼのしていても、歴史そのものはちゃんと動いていて、脚本家さんがちゃんと把握しながら描いているのが分かるのは良いですね。

で、8話の感想ですが。
直親の正室しのが病んでる話でありました。今も期待されてプレッシャーかかる人はいると思いますが、戦国時代なら尚更でしょうね。でも、ちょっとコミカル感出していたので、ドロドロと重くならずに済んだ感じです。女の戦いって煽りが入ったからどうなるかと思ったけど、これなら笑って見られますな。ってーか、このドラマの井伊家は女性の方がたくましいwwwww
側女を勧める場面も母上の方がドライに話を進めてて、今までのお花畑大河だったら、絶対に女たちが総出で非難してそうだったのに、やっぱりこんなとこでも自分の中で好感度が上がってゆく。そうだよなあ、跡継ぎ出来なかったら側女、が当たり前な時代だもんねえ。時代の空気がちゃんと描かれているのは良い。ただ、人の心情的に割り切れないものがあるのも当然だろうと。父上の表情にそれが表れてましたね。そして、こんな騒動があって、ようやく生まれた虎松…となるとインパクトは強くなるだろな。
そして肝心の主人公が好ましい性格してて良かったです。めそめそしていないし、自分を不幸だと酔ってもいない。瀬名姫とお友達関係結んでいる様子も可愛くて良い。このドラマで築山殿の評価も変わっていくといいなあ。

そして目福は傑山です(笑)市原君、坊主姿似合う・・・!!!

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椿姫観音

いつの間にか年をまたいで新しい大河に。
直虎の場合、子ども時代を丁寧にやるのは正しいような気がします。
あの衝撃があってこその、後の彼女なので。
次郎法師の小説を面白く読んだ身としては、大河も良い作品になってほしいと願うばかりですよ。

で、所用があったので十何年ぶりかで寄ってみました。

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なんか凄いことになってた。

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音声ガイドもついてた。ちゃんと整備されてたんだね。
知らんかった。

この辺のことも大河でやるとは思うけど・・・。
どんな感じになるんだろ。

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真田丸の女たち

真田丸。最近ますます面白くなってきました。
男たちのやり取りも魅力的ですが、やはり女たちもそれぞれの立場で輝いているドラマだと見応えが増します。

んで20回『前兆』。不吉なタイトルですな。前回も『恋路』なんつって甘くもなんともない手に汗握る展開だったけど。
今回、おこうさんが離縁されるという話であり、あの時間稼ぎの舞の話で覚醒してから更に面白いキャラになってきたと思っていたのに、もうお別れ・・・と思ったところでの復活劇。そういうことか(笑)。しかし兄上の胃が心配です。
おこうさんと松姉上のやり取りも面白かっただけに、今後も楽しみですね。兄上の胃はしんp(以下略)。

一方の豊臣家。お寧さんと阿茶局の会話が薄ら怖い。阿茶さんは頭の良い女性だろうから、あれ若干「失礼」だと承知の上での言葉よね。女って怖え。
でも。お寧さんはそんなことで冷静さを失うことなどなかった。それどころか、秀吉が「怖い人間」だと知っていて、ずっと妻を務めていたとは・・・。なんだろう、秀吉の発する「男の毒」みたいなものに魅かれちゃってるのかなあ。お寧さんについては、まだまだ描写が出てくると思うので楽しみに待ちたいと思います。茶々も同じく。

そして、きりちゃん。大坂に来てから輝きまくっているな、この子は。押し花食っちゃったところも素敵だったけど。しかし秀次さんに頼り過ぎは良くないと思うよ!あの人、それほど実力はないと思うから!今回なんか特にちょっと可哀想だったよ!あの人のよさそうな秀次見てると今後の展開が今から辛いです。

さて女たちもさることながら、当然の如く男たちも魅せてくれますね。
躊躇なく秀吉に諫言すると言い放ち、すぐに向かおうとする吉継の場面。そして大一大万大吉の印の前でひたすら酔えない酒を飲む三成の場面。こうした一場面から人柄が見えてくる。特に三成なんて今回かなり視聴者に「三成こういう面もあるヤツだったんだ!!」と思わせてくれたんじゃなかろうか。三成の描き方良いなあ。しかもとても戦国無双の三成っぽい(笑)いやパクリとか言う意味でなくて。
関ケ原っていつやるのかな・・・。夏の盛りの辺り?いずれにしても切なさ満載になりそうですね。いや、それ以前にまだこれから小田原攻めがあるんだった。北条氏・・・あの秀吉と敵対して、どうなっちゃうんだ。史実的には分かってるけどドラマ的には全く読めないよ!

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愛の男も良い感じ

真田丸。
楽しんで見ております。

何と言っても、年表見れば先が分かるはずの歴史物なのに、先が気になるドラマになってるところが良いのです。これは、三谷さんが戦国時代を、ちゃんと自分の描く世界の戦国時代として描いているからではないかなと思います。これだけでも「歴史が好き」な脚本家の人が書いてくれている価値があるなあと個人的には納得です。
やっぱり歴史無知な人が書く歴史物って、年表と教科書的な人物造形に捉われすぎな気がするんですよねえ。そこから無理に「面白キャラ」を創ろうとしたって全然面白くないのですよね。書いてる人がその人物を把握してないんですから。
まあ、その点、今年は心配なさそうです。その人物造形と自分の好みが合わなかろうが、ストーリーの破綻には繋がらないだろうという安心感が芽生えましたので。

女性陣もだんだん理解できるようになってきました。
きりもズバズバ物を言う子で、その発言内容は決して性格が良いとは言えないのですが、誰かに媚びる様子もなく、作中でもその性格は褒められも無理な持ち上げもされていません。この性格のまま、彼女自身が大人となっていくにつれて、意外と共感できる女性になっているかも・・・なんて気がしてきました。梅は確かにしたたか。男が望む返答も分かってこたえられる女。でもやっぱり嫌いじゃない。戦国の女のこういうしたたかさもあっただろうなと思わせられる。身分も低いから余計に、ですかね。
身分と言えば、今後、正室も登場するから、きりの立場も微妙なんですよね。どんな風に描かれていくのか楽しみになってきましたよ。

そして上杉に場面が移ると登場する直江兼続の「出来る男」感がハンパねえ!!
いや・・・出来る男って言うか、正確には副官っぽさ、と言うべきか。
でも、直江兼続のイメージって、ここまで冷酷な感じではないにしても、有能な副官、側近ってのじゃなかったのかな?ちょっと私もぼんやりとしたイメージでしかないんですけど。
私の中で「天○人」で地に落ちた直江さんのイメージを払しょくしてくれたのは、戦国無双の直江兼続なんですけど(笑)、でもあれが本当の直江兼続だとは思っていなかったので(当たり前だよ)、史実的なイメージの上書きが今作で出来そうです。
ちゃんと愛の兜被ってましたけど、全然甘っちょろい雰囲気でなくて恰好良かったですね。
もちろん上杉だけでなく、北条も徳川も、そして今後絡んでくる羽柴も、あの真田家(笑)とどう絡んでくるのか楽しみです。石田三成はどんな造形で来るのかな!

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真田丸は期待できるか

真田丸も先日2話目を迎え、視聴率も上がっていたということで喜ばしい限りです。
あれはきっと、勝頼様効果でしょうか。
私は戦国無双クロニクルでの勝頼様を思い出してしまっていました。あの勝頼様も結構良い扱いされてたように思う。そんな私は、OPでシブサワ・コウさんのお名前を見るたびにジワジワ来てしまうのであります(笑)。公式本での堺さんとの対談はなかなか面白かったっす。堺さん、ノブヤボユーザーだったのか・・・。あの3DCGマップは見やすくて良いですね。さすが信長の野望(笑)。プレイしたことないけど。

そんなヲタ話はともかく、なんというかここんとこの大河で久しぶりに「歴史物」を見せてもらえる期待感を覚えました。2話の家康家臣の人間模様なんかも歴史を分かってる人だから書けるシーンだったと思うんですよね。石川数正にそれを言わせるかwというね。知ってる人はニヤニヤ出来るけど、知らない人は「その時」が来て驚いてくれればよいという、上手い書き方。しばらく大河でそういうシーンを拝むことが出来なかったからなあ。去年のなんかいざ知らず、官兵衛も期待させといてガッカリってことは多かった。まあ、私は官兵衛はそんなに怒りながら見てなかったんだけど。(かなりゆるい感じで見てたから)

そして既に評価高まりまくってますけど、やはり昌幸父上が最高!息子たちとのやり取りも楽し過ぎる。これからこの真田親子の行く末をドラマで見られるだけでワクワクします。
ただ、気になるところがないではない。まだ女性陣に対してどういう評価をしていていいのか分からない・・・。松が「新選組!」の時のおミツさんに被って見えるんだけど、木村さんの演技力の問題なのか、ちょっと不自然なのが気になる。まあ、今後姉上には波乱盤上な展開があるらしいから、そこを踏まえたキャスティングなのかもしれないけど。
とにかくまだ2話。3話以降、どんな展開になっていくか素直に楽しみです。

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サムライせんせい

誰が主役なのかと思ったら武市半平太だった。
信長の時と違って、本人が現代にタイムスリップしてきてしまう話。

なるほど!!

コメディならば当たり前のようになじんでしまいそうな龍馬よりも、ギャップが面白いだろう!
なかなか面白いところをついてきたなあ!

と、試しに見てみたら面白くてハマった(笑)

龍馬も出てきましたが、想像していた通り現代になじみまくっててニヤニヤしてしまったり。
でも、何か抱えているものがあるらしくて、龍馬の次の動向が気になります。
先日の放送では、龍馬役の神木くんは、『るろうに剣心』の撮影で鍛えられたからなのか、なかなか見どころのある殺陣を披露してくれて思わず何度もリピートして見てしまいましたよ。

で、何が良いって、このドラマでの武市さんと龍馬の関係ですよ。
幕末のドラマでも龍馬が主役のドラマ以外では、なかなか出演すらない武市さんですが、そうなるとどうしても龍馬の引き立て役になりがちです。
しかし!このドラマでは武市さんが主人公ですし、ちゃんと魅力ある人物として描かれていて、龍馬との関係もちゃんと対等、もしくは武市さんが兄貴分であることも描写されています。今まで見たどの作品よりも親友同志っぽくて良い感じです。

どうやら原作は漫画らしいですが、ドラマが終わったら読んでみようかな。

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横山版『徳川家康』4巻

山岡荘八原作の横山光輝版「徳川家康」の4巻。

武田との戦いを軸に、家中の騒動が繰り広げられる4巻ですが、どっちかと言うと武田より手ごわい築山殿との戦いがメインだったような。

冒頭からお万の方憎し爆裂の築山殿は浜松城へ刺客を送ります。刺客っつっても忍びなどのプロじゃなくてただの腰元を使う辺りが彼女の浅はかさと言うか・・・。指名された腰元は断れるはずもなく、命じられるまま浜松城へ赴き、妊娠中のお万の方に面会して、あわや・・・!と言うところでお愛の方と本多作左衛門に防がれます。てか、作左衛門にはバレバレでしたがな。お万は身の安全の為、別のところに移されることになるのですが、これは築山殿が嫉妬で折檻したエピソードの流れでしょうか。とにかくお万の築山殿からの憎まれ具合が度を超えてて流石に引きます。お万に罪がないだけに気の毒でございます・・・。
長男の信康は信康で、『母親似』と言う設定で腰元殺害したり行きずりの僧を殺したり大暴れです。
ここまで読んできて、築山殿や信康に関しては、二人に分が悪い説は結構取り入れられているんだなあ、と言う印象です。この二人の死に関しては、実の所、相当、家康の黒歴史なんでしょうね。物語としてハラハラしながら読めるのですが、(作中の)家康、ずりーぞ!とは思いますね、はい(笑)。

で、妻子の前に築山殿をたぶらかせた大賀弥四郎なる人物の処分があるのですが、領民にのこぎり引きの刑で裁かせると言う結構衝撃的シーンになります。弥四郎は自分がデキる男だとうぬぼれているので、口先三寸で徳川も武田も思い通りに動かして見せるくらいのことを考えているのですが、領民たちにはそれが絵空事であることがバレバレです。領民たちの「昔から今川と仲ようすれば今川殿の為に。織田と仲ようすれば織田殿の為に戦わされる」「そうじゃ。戦いというものは、お殿様が一番強うならねばなくならぬものじゃ」と言う台詞には色々考えさせられます。為政者側の一般庶民への扱いって、今も昔もこんなもんだよなあ。弥四郎は弁舌で説き伏せてしまえる自信があったのですが、結局領民の手で刑は実行されました。

ところでこの際にも長篠での戦いは繰り広げられているわけですが、信長の動きも見逃せません。信長にとって家康は「頼りになる同盟相手」だけでなく、それは家康にとっても同じなのですが、覇者となりたい信長にしてみれば決して同列ではなく、自分の方が抜きんでていたいわけ。武田を相手に苦心している家康に、大盤振る舞いの援助金を出したのも信長の威信を見せつける為。なのでお互いに腹を探りながらの付き合いの面もあるのですが、家康が大きくなりすぎても困るけど、だからとって武田に負けられても困る。そうなっては困るので火種は消しておかねばと信長が決めたのが築山殿と信康の排除でした。信長の言い分としては「自分はもはや天下のことを見据えて考えねばならない人物になったのだから身内だろうと処罰するものは処罰する」というものでしたが、濃姫が抵抗します。この時の濃姫の言い分がとても共感できるものでした。決して現代的な考え方だけではなく、時代に関係なく女性の普遍的な感じ方のものだと思われます。「女に天下のことが分からないと言うなら、自分もその同じ愚痴な女だから、殿の手で手討にして欲しい」と、珍しく抵抗する濃姫に流石に信長も驚いて即決はやめるのですが。まあ、結局は歴史の通りに。ここで信長に問われて答える酒井忠次と大久保忠世がやたら能無しに見えるんですが、史料にここでのやり取り書いてあるんでしたっけかね…。酒井家などは主君そのものよりも、まず主家が大事だからお家取り潰しになるくらいなら若殿一人の首で勘弁してもらう…とか思ってそういう対応してたって、そういう説もあるらしいですけど、もしその説が本当なら戦国の非情極まれりですなあ。
しかし作中の二人はとりあえず築山殿のせいにして信康をかばっておりました。が、信長がそんな甘いわけはない…。築山殿共々、信康も斬れとのお達しを持って帰る羽目に。

信長のお達しに徳川家の面々は「我らは織田家の家臣ではない」といきり立つのですが、さすがに家康は動転しながらも家臣を諌めます。その晩、家康が一人考えたことは信長の真意にかなり近いことで、「信康を手元で育てれば良かった」と今更な後悔。と、言うか、ここは史実でもそうなんだけど、どうして今川の姫を岡崎に置き去りにしておいたんでしょうかね?謎だ。作中では結局夫婦仲が悪いから、の一言に尽きるんですけど。ここで嫌々ながらもらった嫁と言う設定が活きてしまうのも辛い話です。

家康が送った申し開きの使者も信長から素気無く帰され、家康が決断したことは一つ。
信長でなく、あくまで自分の裁きで息子を斬ること。自分は信長の家臣ではないと言う、精一杯の意地だったと。
…強大なものを相手にすると、理不尽なことも飲み込んでいかなければならない。ホント、今も昔も変わらないよ。
作中の家康は幼少のころから家臣たちが苦労して自分を守ってきてくれたことを身に染みて分かっているせいか、私情を殺すことが多く、ここでも民を守り家臣を生かすことを優先した結果、妻子の処罰ということになりました。信康もそんなに良い奴ではなかったんですけど、切腹までのくだりはさすがにハラハラする展開になっておりました。息子は最後は悟ったような感じになってたけど、築山殿は最期まで「変われない女」で終わったなあ。おかげでインパクトはものすごかったけど。

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