永井路子さんの岩倉具視の評伝を借りてきました。
借りよう借りようと思って大分経ちましたが・・・やっと借りてきました。まだちゃんと読んでないんですけど、バラバラっと見た限り、例の問題が検証されている様子です。
そう、孝明天皇毒殺疑惑。
結論から言っちゃうと、発売当時の新聞でのインタビュー見る限り、永井さんは「否定」の態度を取っていらっしゃるようです。
それにしても、この疑惑。初めて知ったのはいつだったろう・・・?子供の時に、多分、祖父か誰かの買った歴史雑誌に載ってたのを読んだのが初めてだったと思うんですが、未だに論争が激しいんですね・・・。よくは知らないけど、相当激しいみたいで?熱いな、学者センセイたち・・・。やっぱり武器は事典ですか。事典で殴るんですか(それはFF)。激論になるのも無理はないとは思う。なんたって時期が時期だし。怪しめと言わんばかりのタイミング。
そんな自分はどうも毒殺説を信じきれないでいます。
何が引っかかってるって、その説の根本が「噂」から始まってるってことですよ。「噂」ほど当てにならんもんがあるかい。「噂」ってのは、大体がシチュエーションから周囲の人たちが推測して勝手に話を広めるもんだ。本人知らないところで思いもかけない物語が実しやかに語られてて、滅茶苦茶驚いたんだよ!(実体験かよ)もう面倒くさいから訂正もしなかったけどさあー。あー具視ちゃんも、こんな気持ちだったのかもなーって今思ったよ。(←馴れ馴れしい)
現在の有名人の追っかけ報道の様を見てても思うけど、ああいうのって本人が否定しても疑ってる人は絶対終生疑ってるからね。証拠見せ付けない限り、探り入れてくるからね。酷いと証拠見せても探りに来るからね。疑ってる人は何を見せても疑るからね。学会とマスコミを一緒にすんなって言われそうですが、「シチュエーションから生まれた噂」が発端な時点で同じ部分もあると思っちゃいますよ。(何があった、自分)
「噂」がまるでデマばかり・・・ってこともないと思うので、もし「噂の真相」を確かめるってのなら、学者さんたちは、頭の中を真っ白にして、なるべく先入観のないように研究して欲しいです。だって「怪しい」と思った目で見たら、なんでも怪しく見えてくるじゃん・・・。
で、ここからは真面目な話なんですが。
岩倉さんが「公家」だって部分も引っかかってます。言葉は悪いですが、お公家さんって天皇がいてナンボの存在だという印象があるので、そこは枠から外れてると言われようとも、岩倉さんも公家ですから、いきなり何百年もの関係崩せるほどのことが出来たのかなあ、と思ってしまうんですよね。そして毒殺の手回しも妹だか何だか、天皇の気に入りの女官にやらせたとか言う説も、「天皇のお気に入りなら、そこから薩摩寄りになるよう耳元で囁かせる方が女を使ったやり方らしくね?」と素朴な疑問が。今、ぱっと頭に浮かんだのは、藤原薬子とか阿野廉子とかですが。時代が違うと言われればそれまでですが、この後も女に直接手を下させる暗殺事件って、日本ではあんまり聞かない気がするんで、自分的にはそれほど説得力を感じないんですよねえ・・・。それに公家の女性に忍びまがいなことやらせるか・・・?身分が低ければそんなもんなの?(よく分かってない)
でももし岩倉さんが犯人だってハッキリした証拠が出てきたとしても驚かないだろう自分がいます(笑)。上記にダラダラ書いたのはなんだったんだよ。しかし真実はともかく「彼ならやりそう」と思わせてしまう何かが、あの人にはある。(すみません)
まあね。上に書いてあることも、全て自分の印象から頭に浮かんだことですけども(ちゃんと勉強してないから)、なんかこの疑惑の論争は「まだやってんのかー」という気分になります。だってひと一人の命が関わってんのに、自分の主張を通すことにばかり一生懸命な感じでな・・・。研究者ってそんなもんかもしれないけど。でもAの暗殺は許せんけど、Bの暗殺は当然、という論調の人もいたからね、なんかそういうのは嫌だなあと思ったまで。結局、自分の立場で言ってるだけかよ、って醒めた気持ちになったことがあったのですよ。
さて、永井さんの評伝は、どんな感じになってるか。ぼちぼち読んでいきます。
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